もう１０年以上前になるかな？

遠刈田から仙台へ向かう高速バスの中

溢れる涙を拭いながらこの本を読んだのを思い出します。

夜、寝る前の読書

また、涙が溢れます。

こうやって読み終わった本

「キネマの神様」

大好きな作家

原田マハ

初めて読んだ彼女の本でした。

だから、深い深い、思い入れがありました。

コロナが感染拡大して、志村けんさんが亡くなりました。

その後、志村さんが　「キネマの神様」　に出演予定だったことを知り

ずっとずっとずっと、観たいと思っていた映画

昨日、観ることができました。

随分と前に読んだ原作

胸が熱くなって、涙を流したことだけが記憶にあります。

だから、原作がどう描かれているのか？

原作を踏襲しているのか？　そんなことは全然わかりません。

先入観なしで、ひとつの作品として観ました。

俳優の演技って素晴らしいです。

やっぱり美しいだのカッコいいだけじゃないんですね。

北川景子の時代背景をトレースした輝いた女優としての演技

永野芽郁の天真爛漫、でも芯の通った女性

野田洋次郎のマジメで不器用な映写技師

菅田将輝の一途で繊細な生き方、周りを明るくする人間性

宮本信子、やっぱり伊丹十三が愛した女、微笑むだけで映画に奥深さが増します。

小林稔侍、独特の間というか、シリアスでもありコミカルでもある、この空気感

そんな俳優陣が　「組」　になって挑んだ映画

悪いわけがない・・・

やっぱり、涙が何度も何度も流れた。

埼玉スーパーアリーナ

観客不足を理由に当日キャンセルしちゃう

あの沢田研二に　東村山音頭を歌わせてしまう

今は亡き　志村けん　の偉大さにも感激

でも、最後に

大きな声で　ジュリーって叫びたい！

やっぱり、何をやっても　ジュリーはジュリー

最高なんだぜー！

Shinji Omiya.