日帰り入浴プラン

Trip.

2021/06/07



旅行に行きたいな。

好きな作家の一人、東山彰良

彼のルーツでもある台湾、小さな通りの物語

こういうのを読んでいると

何も予定を立てない旅に出たくなる。

そういう旅ができる年齢だしね。

今までは、やりたいこと、やらなければいけないこと、

旅の中の大半はそんな感じだった。

でも、予定のない旅をたっぷりしたいな。

日台同時発売! 切なく沁み入る傑作連作集

台北の紋身街は、

日本でいえば新宿・歌舞伎町一番街の一角か、

あるいは渋谷センター街の裏路地か

世界中のどの街にも必ず一本はあるだろうと思われる、

細くて小汚い、猥雑な通りだ。

昼間でも夜みたいに暗く、くさくて、洋服店やピアス店、

そして刺青店がひしめく。

大人たちは狡くて、いけしゃあしゃあと嘘をつくけど、

大切なことも教えてくれる。

この通りで、食堂の息子の「ぼく」は生きている――。

少年が見つめる台湾の原風景。東山ワールドの到達点!

何故か、のんびりする旅もいいなと思わせる一冊でした。

Shinji Omiya.