先日、スタッフから手紙を頂きました。
中には、お皿を数枚割ってしまったこと
大変反省していること
とてもショックで落ち込んでいること
弁償して心を少しでも楽にしたいこと
今後は更に気を付けて頑張っていくこと
いろいろなことが綴られていました。
まず、この様な気持ちを持って仕事をして頂けてること
とても嬉しく思います。
そして、ほとんどの人が有耶無耶しがちな破損という失敗を
真剣に対処しようとする気持ちもとても有難く思っています。
社員にだってこんな事、言われたことがありません。
各店舗、洗い場の下には山の様に破損した皿やグラスが放置されています。
すべて、会社の経営を圧迫していく行為そのものなんですが
多少の罪悪感はあるにせよ、直ぐに繰り返す現状なのです。
破損という行為は、絶対に利益を圧迫していきます。
そして、いつまで経ってもスタッフの待遇改善もできなくなっていきます。
こんなに壊しておいて給料上げろ! なんてもってのほかということです。
「私は割ってない」ではなくてお店全体で意識して
みんなで気を付けていくことだと思います。
この手紙には1万円が同封してありました。
私はこのお皿を割るという失敗を許しましたが
「気持ちが中々晴れず、重苦しいままなので少しでもお支払いしたい」
ということだそうです。
お金はお返しします。
あなたのその気持ちだけで1万円以上の価値が私にはあります。
これからも、宜しくお願いします。
なんか、失敗は失敗なんだけど、気持ちが晴れ晴れする結末でした。
Shinji Omiya.