別邸 山風木
玄関に向かって右手、大きな山桜の木がありました。
花が満開という記憶はないですが
春になるとうっすらとピンクに染まる大きな木でした。
山風木のシンボルツリー
建物、屋根を侵食していくような力強い生命力がありました。
でも、ここ数年、蔵王から吹き付ける強い風によって
枝が折れるということが多々ありました。
このままでは大きな事故になりかねないと判断し
バッサリと伐りました。
毎回のことながら樹々を伐採する時って心が痛みます。
今回伐採したさくらの木、中は空洞化しているほど弱っていたようです。
こうやって写真で見ると、改めて、あの桜の木の大切さがわかります。
自分のココロにもここと同じ様な大きな穴が開いてしまったかのよう。
僕は山風木の新緑の季節が一番好きです。
キラキラした光の中で、緑が輝ています。
来年の新緑の季節も、またキラキラした山風木であってほしいものです。
改めて、樹々への愛情、お世話することの必要性を感じた今回の伐採。
自然のまま、自然に任せてっていうのは難しいのかも。
やっぱり、手間と時間をかけて育てていくものなのですね。
Shinji Omiya.