日帰り入浴プラン

貼るという行為

2021/06/30



仕事、お店において何かを貼る、掲示するという作業

その人が、この先、どのような仕事をしていくのかを映しているように思う。

お店のチラシを掲示したいとき

場所は、壁でも窓でも鏡でもいい

直にセロテープで貼る人

直に貼ると壁の塗料が剥がれるから額に入れて掲示する人

先に貼ったテープの後もそのままに、そこを隠すでもなく無造作に貼る人

べったり両面テープで端から端まで貼る人

強度のある両面テープを小さく四隅にだけ付けて貼る人

いろいろです。

僕たちの仕事は、相手に気持ち良く感じてもらいこと

料理を運ぶ時、注文したお客様の前に真っすぐ静かに笑顔で料理を置くでしょ。

次のお客様が快適に過ごせる様に、テーブルをキレイに整えるでしょ。

お店はいつもピカピカにキレイにしてお客様をお迎えするでしょ。

物を貼るという単純な行為だが

次の人が、苦労せづキレイに剥がせて、次の物を貼れたら良いよね。

そしてお店の壁もガラスも汚すことなく・・・

そんなことを考えて物を貼ったらおのずと貼り方が分かるはず。

こんな細かいことだけど

ここに気づかない人は、僕達の商売は難しいと思う。

常に、次に関わる人に想いを馳せるべきなのである。

直貼りしたテープのせいで、塗料が剥がれた壁を見る度にそう思うのです。

Shinji Omiya.