2月13日 土曜日
昨日は Bar Gimme Shelter でミュージックセレクターの日
23:08 そろそろクールダウンの時間かな?
なんて思ってレコードを選んでいると、グラグラグラ・・・
凄い揺れでした。それも長い。この長さは東日本大震災の時も同じ。
このまま留まるべきか? お客様を避難させるべきか?
このビルは大丈夫なのか?
この場にいる最高責任者として瞬時にジャッジしなければいけません。
このビルの年数を考えると地上に逃げたほうがいい!
そう判断して、入口でお客様に 「早くお店から出て下さい」 と大声で言う
僕の声が小さかったのか? 冗談だと思ってるのか?
だれも席を立たない? おかしいぞ! スタッフだけが反応し、僕に指示を仰ぐ。
緊急事態なのでお客様に協力してもらいすべてのお客様にお帰り頂きました。
いや~、僕の必死さが伝わらない。声をもっと張り上げなければなんて少し反省。
でも、僕がいなかったらどうしてたんだろうなんて不安も感じたりして。
Bar Gimme Shelter 物質的な被害は比較的少なくてすみました。
でも、 Bar Ribbon in the sky が凄い。
ビルの6Fだからかな?
カウンター正面の酒棚には、もう殆どお酒が残っていない
Bar Gimme Shelter から Bar Ribbon in the sky へ
直ぐに駆けつけ、状況を見て、片づけを始める
LAPHROAIG 10年
BOWMORE 12年
GLENFIDDICH 12年
MACALLAN 12年
山崎 12年
いろいろなお酒が割れている
これ全部の年数を足すと何年になるのかな?
これだけの年月を掛けて醸されたお酒が一瞬でこうなっちゃうんだな~
なんか切ないな。
なんて、ぼ~っと考えながら手を動かす。
脱力感がこみ上げる。
時短営業解除後、初の週末
なんか打ちのめされた感じがする。
でもね
お店を閉めるとか会社を倒産させるっていうのは
経営者の気持ちが折れた時なんじゃないかな?
気持ちさえ強く持ち続ければ何とかなるんじゃない?
逆にそういう思いが湧いてきた。
これから、どんどん上を目指すのも、あきらめるのも、自分の気持ち次第
だから、もっともっと飛びぬけて行こう!って思ってます。
スタッフの皆さん、これからも力を貸して下さい。
そして皆さんも、今までと変わらぬ応援を宜しくお願い致します。
Shinji Omiya.
10年前の東日本大震災
Lucy&Glutton.NYC を震災後、再オープンした時、お店でかけた最初の曲。