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空想の旅

2016/04/08

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この頃、立て続けに 沢木 耕太郎 の本を読む。

実に男くさい文章が連なる。

深夜特急、一号線を北上せよ・・・

本の中で旅ができる。

引き込まれていくっていうか、連れていかれてしまう。

これって凄いことでしょ。

旅に出る電車の中、飛行機の中で読んじゃったら、

旅に行きながら、違う旅にでている、みたいな?

ややこしくなってきましたが、

先日、読み終わった本

「波の音が消えるまで」

 

あらすじは

老人が遺した一冊のノート。

たった一行だけ書かれた、「波の音が消えるまで」という言葉。

1997年6月30日。

香港返還の前日に偶然立ち寄ったマカオで、28歳の伊津航平は、

博打の熱に浮かされる。

まるで「運命」に抗うかのように、偶然が支配するバカラに必然を見出そうともがく航平。

謎の老人との出会いが、彼をさらなる深みへと誘っていき…。

緑の海のようなバカラ台には、人生の極北があった。

生きることの最も純粋な形を求めて、その海に男は溺れる。

 

バカラの描写はさておき、マカオを旅することができる一冊。

 

Shinji Omiya.